生活コスト節約(家賃の値下げ交渉)

2018年6月20日

生活コスト節約計画の一環として、ちょうど更新時期がきたということもあり、今住んでいるマンションの家賃の値下げ交渉に挑みました。

もともと、今のマンションは14年ほど前に新築で入居してから、ずっと同じ家賃を払い続けていました。

今までは更新の都度、何も考えずにハンコを押していましたが、ふと「設備はだいぶ古くなっているのに、ずっと同じ家賃を払い続けているのはおかしいのでは?」と思ったことが、家賃の値下げができないか考えるきっかけでした。

現在、いくらの家賃で募集しているのか確認

「今、このマンションを借りるとしたら、家賃はいくらだろう?」と思って調べてみると、私が払っている家賃より、なんと1万円ほど安い金額で募集していました!

私が住んでいるのは2階の角部屋ということもあって、もともと他の部屋より少し高い設定でしたが、「同じ間取りで1万円近くも差があるなんてどういうこと?」と愕然としました。

今まで14年間も同じ家賃を(文句も言わず)払い続けてきた私は、よっぽどのお人好しということですね。

もちろん、今まで家賃相場を調べてこなかったのは私の怠慢です。

「お人好し+怠慢」という人間は、カモにされても仕方ありません。「今回の更新で、絶対に値下げさせてやる!」と決意しました。

もし、最初に契約したときの家賃をずっと払い続けている人がいたら、現在いくらの家賃で募集しているのか確認してみることをおすすめします。

不動産屋へ行って値下げ交渉

では、家賃の値下げ交渉はどのようにしたら良いのでしょうか?不動産会社に直接乗り込むしかないのでしょうか。
それは、普段こうした交渉事に縁のない私には少しハードルが高いように思いました。

ネットで「家賃 値下げ」で検索すると、不動産会社に、値下げを要求する書面を送るという方法もありました。
確かに、不動産屋に直接乗り込むよりも、書面で送る方がハードルが低いように思います。

それでもやはり、私は直接不動産会社にいって交渉する方法を選びました。

それは、不動産会社の担当者と面と向かって話したほうが、相手の反応も分かるし、こちらの気持ちも伝わりやすいだろうと考えたからです。

意を決して不動産会社へ乗り込んだわけですが、応対してくれた担当者の方はソフトで親切な方で、以下のように会話がすすみました。

■私「更新の案内が来たのですが、家賃についてご相談したくて参りました。」
■担当者「家賃のお値下げをご希望ということでよろしいでしょうか?」
■私「はい、そうです。」
■担当者「確かに今はお支払いいただいている家賃より、かなり低い金額で入居者募集していますね(苦笑)。」

「値下げ」という言葉を先に言ってくれたので話がスムーズでした。

私が相場より高い家賃を払い続けているということを、不動産会社も良く分かっていたということですね。
「だったら、こちらから言わなくても値下げしてよ!」と言いたいところですが、不動産会社も商売なので、わざわざ自分から値下げはしてくれないのは当然でしょう。

すんなり値下げ交渉成立

希望の値下げ額を聞かれたので、6,000円の値下げを希望しました。
相場からいえば「1万円下げろ」と言っても良かったのですが、そこは遠慮してしまいました。

私としては、6,000円も毎月の生活コストが削減できれば十分満足です。
不動産会社にとっても、高めの家賃で長く住んでくれる入居者がキープできるので、お互いにとってWIN-WINの交渉だったのではないでしょうか。

もっとも、マンションのオーナーがOKしなければ通らないのですが、3日以内に不動産会社から「オーナーの了解もとれました」と電話があり、正式に家賃が決定しました。
いくら不動産会社の人がOKしても、オーナーにダメと言われたらどうしようもないので、少し不安でしたが、OKが出てホッとしました。

不動産会社の方に「今のマンションは、結構気に入っているので、できればこれからも住み続けたいと思っています。」と伝えておいたので、不動産会社の方が、オーナーに上手く話してくれたのかもしれません。
オーナーの心証を良くしておくことも大事ですよね。

家賃の値下げ交渉で得た教訓

今回の件で、私なりに得られた教訓は以下のとおりです。

■自分から動かなければ(主張しなければ)、状況は変わらない。
■正当な主張であれば、世間の人は案外きちんと対応してくれる。
■こちらの主張を伝えるときは、礼儀正しく、かつ伝えるべきことをきちんと伝える。

以上です。

節約

Posted by ふじお