睡眠の質を上げるには

2018年5月30日


大人の日本人であれば、ほとんどの人が睡眠の悩みがあるのではないでしょうか。

一言でいえば「睡眠不足」ということになると思いますが、その理由は様々だと思います。
忙しすぎて単に睡眠時間が確保できない人、時間は確保できるけど寝つきが悪くて眠れない人、夜中に目が覚めて朝まで眠れない人、寝ることはできても目覚めが悪くスッキリしない人、など睡眠不足の状況は人それぞれだと思います。

私も、以下のような睡眠の悩みがあります。
・寝つきは良いが、夜中に目が覚めて朝まで眠れないことが多々ある。
・目覚めが悪くスッキリしない。
・土日は睡眠時間が取れているはずなのに「よく寝た」という感覚を得られない。

「快眠・快食・快便」という言葉がありますが、生活の質を上げるには、睡眠の悩みを何とかしなければなりません。

 

睡眠の質をあげるには会社をやめるしかない?

睡眠の質を上げるための情報は、ネットや書店にたくさん溢れています。
それだけ、睡眠に悩んでいる人が多いということですが、これだけ情報があるのに睡眠で悩む人が一向になくならないというのは、決定的な解決方法がないということでしょうか。
睡眠の質を上げる方法としては、寝る前に軽い運動をする、寝る前にPCやスマホの画面を見ない、寝る3時間前には食事を済ます、などといったことが良く言われます。
確かにその通りだとは思いますが、忙しいサラリーマンにとって毎日実行することが難しいことばかりですし、解決方法としても少々インパクトに欠けるような気がします。

サラリーマンの睡眠の悩みを根本的に解決するためには、会社を辞めるしかないのかもしれません。
もちろん、それができないから、多くの人が悩んでいるということですね(私も含めて)。

音楽で睡眠の質をあげられるか

忙しいサラリーマンでも、睡眠の質を上げる方法があるのでしょうか?

別の記事に書いたフルーツ断食を試したときに、目覚めの良さは体感することはできました。
なるべく胃に負担がない状態で寝る方が良いのは確かだと思います。
ただ、毎日フルーツ断食をするわけにはいかないので、別の方法を考える必要があります。

私がまず考えたのは、音楽をかけながら寝ることです。

モーツァルトやバッハなど、リラックス効果があると一般的に言われているような音楽を一晩中流しながら寝てみることを試しました。
クラシックの名曲は、現在では簡単に手に入りますし、PC上で自分で再生リストを作成することができます。
モーツァルトやバッハの曲を適当に組み合わせて再生リストを作成し、後はリピート再生にセットして寝るだけです。
これで朝まで曲が流れっぱなしの状態になります。

余談ですが、私は以前にクラシックに少々ハマった時期があり、「同じ曲でも、指揮者によって演奏がどう変わるのか?」と、複数のCDを聴き比べたりしていました。
今回は、睡眠中のBGMとして流しっぱなしにするだけなので、演奏の良し悪しにまでこだわる必要はないと思います。

ただ、クラシックによくある50年以上も前の古い録音のものは音質にばらつきがあるので、BGMとしては避けた方が無難だと思います。
1970年代以降の録音のものなら、まず問題ないと思います。

実際にクラシック音楽を流しながら寝てみた結果

実際に、モーツァルトとバッハの曲で作成した再生リストを流しながら寝てみました。
音量は耳障りにならない程度に小さくします。

布団に入って間もなく眠りに落ちました。
もともと寝つきは良い方なので、寝つき自体はたいして変わりません。

翌朝、4時半ごろに自然に目が覚めました。
普段なら、そんな時間に目が覚めたら頭がボーっとして気分が悪いのですが、今回は、自然に目が覚めたという感じで、頭も目覚めからすっきりして不愉快な感じはありません。
起きるには早すぎるので、しばらく布団の中にいましたが、感覚としては今すぐにでも布団から出て活動できそうでした。

この日の睡眠時間は5時間程度でしたが、いつものような寝不足感は感じません。
「たっぷり寝た!」とまでは感じませんが、「必要十分な睡眠はとれたかな?」というぐらいの感覚です。

その日以来、毎日寝るときはモーツァルトとバッハを流しています。

以前に比べれば、睡眠の質は明らかに上がったと感じています。なにより、朝目覚めたときの気分が違います。
目が覚めてすぐに美しい音楽が耳に入ってくるというのも気分が良いものです。

もっと、効果を上げるために改善の余地があるかどうか、これから色々試してみたいと思います。

健康

Posted by ふじお